カボチャやメロンなど、夏に地面につる(長く伸びた茎のこと)を這わせて育てる野菜は、手が回らずに雑草を伸ばしてしまうと、つるが雑草に埋もれてしまい無管理状態になって失敗します。
雌花の受粉作業のためにも、雑草を制して整然としたつるの配置になるような管理をしたいもの。去年はハウスの建設作業で手が回らず惨敗しましたので、今年はリベンジの年。
方法はいくつかあって、
1)夏に枯れて敷草になるイネ科の緑肥を先に育てておく。
2)夏でも茂って雑草を抑制するクローバーを一面に生やす。
3)防草シートを張る。
4)とにかくマメに草を刈る。
など。
今年は1)と3)の複合技を採用。
カボチャのつるが伸びる前に着果位置にシートを張って防草(合計200m)。
延々200mの鎌での草刈りに時間をかけるか、シートを張って同じ時間を受粉や整枝に手間暇をかけるか。楽しいことに時間を使うために選択です。
種まきから1ヶ月間の育苗。
4月に堆肥を入れて畝立てマルチ。3月に畝間に蒔いたマルチ大麦が順調に生育。
苗の植え付け1番手は5月5日の子どもの日。
ここが重要で、苗を植えたあと設置する「行灯(あんどん)」。
植えたばかりの苗に意外とダメージを与えるのが「風」。
風よけと保温、ウリハムシの防除のために設置します。
効果は絶大。
※ウリハムシは上下方向へ飛翔が苦手らしい。
植え付けから2週間。行灯からはみ出すほど成長したら行灯を撤去。
つるが伸び始めるのに合わせて防草シートを設置します。
ここまで、ほぼ想定通りの過程で栽培が進行しています。