今年の春は暖かくて好天が続いているので、いろんな農作業がはかどります。
今日4月2日、令和3年の米作りスタートです。
種籾を発芽直前まで持っていくための3つの作業を行います。
- 塩水選(えんすいせん)
塩水に種を入れたときに沈む充実した種籾と、浮く中身が少ない種籾に分ける。 - 温湯消毒(おんとうしょうどく)
種籾を60℃のお湯に10分間浸して、種籾に付着している可能性のある病原菌を消毒する。 - 浸種(しんしゅ)
種籾を積算温度で約100℃・日となるまで水に浸けて、発芽を促す。
(100℃・日:水温が10℃なら10日間、15℃なら7日間)
※詳しくは過去記事を参照
今年の種もみは、去年収穫したお米から種用に保存していた「自家採種」のコシヒカリ。
塩水選で6kgの種もみから4.6kgの良籾を選別。
(手前の青い紐の袋のは塩を入れずに水だけで選別した「水選」。予備として1.5kg)
温湯消毒ののち、約10日の浸漬に入ります。
この手の作業にはお決まりの有用微生物資材「EM」を添加。
今年は床下温度も例年の10℃からだいぶん高めの14℃。
浸漬期間も1週間ほどになりそうです。