今年も作っている「栗坊」。
ホクホク系で味が濃く、とても甘いミニカボチャです。
ところが今年、実の下側の花がついていた場所(花落ち)が大きなのものが5~6個ありました。
見ためだけの問題なのですが、やはり売れ残ってしまいます。
原因を種メーカーに尋ねると、
「問い合わせがよくあります。はっきりとした原因は不明ですが、本葉4~5枚の苗の段階で花芽分化(細胞分裂の過程で、将来花芽になる細胞が決定)する際に、寒さなどの原因で異常が起こるようです」
とのこと。
本葉4~5枚というと、ちょうどハウスの中で育てた苗を畑に移植するころ。
5月中旬の朝夕まだ寒い時期です。
日ごろ、どんな植物も厳しい環境下で何としても根を張って成長し生き残ろうとしていると、植物の強靭さを感じていました。
けれども今回のような繊細な面もあって、環境の変化に驚かさないように大切に大切に育てることも必要なんだなと、思った次第。