8月中旬は、キャベツやブロッコリーの苗を植える時期です。
でも苗を植えるための畝を作ったものの、
今年の夏は暑すぎて、今植えると枯れてしまいそうです。
せっかく作った畝が雑草で覆われてしまわないように、
苗を植えるまでのつなぎとして、透明のポリマルチを張りました。
この技術は太陽熱養生と言いい、ポリマルチ下の表土が太陽熱で高温になり、2週間ほどでマルチ下の雑草の種が死滅します。
雑草対策としてのポリマルチです。
有機農業では広く使われる技術ですが、できるだけ生き物にローインパクトな栽培をしたいユニティ自然農園では、ほとんど採用してきませんでした。
しかし厳しい気候変動の中で、“商品として買ってもらえる野菜”を育てるには、手段を限定していては難しい。
栽培の技術や農業に対する姿勢には、
絶対的に良いことも、絶対的に悪いこともありません。
それぞれの農業者が、自分の信念やその時のさまざまな状況で最善と信じる方法を選んでいます。
私にとって最善なのは、機械をほとんど使わない、もともと志向していた不耕起(半不耕起)自然農になるかもしれないなあ、とも思っています。