1月~3月は農作業が比較的少ない時期。
この期間に機械の整備や、ビニールハウスなどの設備の手当をします。
5年間貸していただいていた草刈り機。
同じ機械をを新品で購入したので、お返しすることになりました。
返却するにあたり、消耗した部品の修理交換をしてから返したい。
でも、販売店で修理の見積もりをしてもらうと、
「古い機械だし、10万円以上かかるのでお勧めできない」
との返事。
確かにかなり使い込んではありますが、エンジンが好調ですり減ったり錆びて弱くなった部品を交換すればまだまだ使えそう。
ということで、自前で修理することにしました。
修理箇所は多数あるのですが、特に難関がこれ。
草刈り刃のぶっとい軸。
ボロボロになった、回転部分を守る部品(部品名:BBケース)の交換。
どうやって軸から外そうか?と思案して、こんな方法で簡単に軸を打ち抜くことが出来ました。
できるかどうか不安要素をもありましたが、全バラ完了。
せっかく完全分解したのだから、左右で2個ついている寿命まじかの軸受け(ベアリング)も新品に交換したい。
あらかじめ取り寄せていたベアリングの挿入をしてみると・・・。
上の写真のところまではできた。
しかし、下の写真の深さまでベアリングを打ち込まないといけません。
(この写真は後日の完成後の写真)
ここまで打ち込むには治具(専用工具)が必要。
治具さえあれば簡単にできる作業。なんとかでできないものか?
ということで続きは明日。
→【農業日記】農閑期の仕事(その2) ~草刈り機ハンマーナイフモアのベアリング交換、部品交換~
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【追加情報】BBケースの外し方
この機械(オーレック製ハンマーナイフモア、ブルモア)の新型HR663のBBケースや、旧型でも上で説明したのと反対側のBBケースは、写真のように木で支えて軸を打ち抜くことができません。
その場合、BBケースを固定していたボルト2個をBBケースにねじ込んで、それにギヤプーラーの爪をひっかけて抜くことが出来ます。実際に今回、そのやり方で反対側のBBケースを抜くことが出来ました。