【農業日記】稲作、来年の準備 ~米ぬか散布~


ユニティ自然農園のコメ作りでは、稲刈りの後、田んぼから持ち出した分の米ぬかとモミガラを補います。

↓上空から見るとこんな感じ。

玄米を希望のお客様がほとんどなので、戻す米ぬかは無農薬栽培ではないです。
(200kgほどの米ぬかを、コイン精米所から集めて使っています。)

同じ理由から、田んぼも畑も、肥料の出自をたどると、どこかで非自然的なものになるのがほとんどです。

(落ち葉などを広大な畑に入れるだけ集めるのは、自給用ならともかく今の規模の農業では困難)

私も含め、有機農家それぞれが、これなら許容できるという基準で資材を決めています。絶対的な「安全」はなく、この人の判断なら信じられるという農家への信頼がお客様の「安心」となります。

それでいいと思います。

私は、どんな資材にも良い面とそうでない面があると考えています。

極論すると、化学肥料もある意味で「清浄」。
家畜の糞も、大切に育てられ健康に育ったものなら「清浄」。
海のミネラル分は、放射能を考えると・・・・。
無肥料(無投入)栽培はそれで作物が育てばよいですが、損耗していく地力のことを、推奨している販売会社はどう考えているんだろう?

入手できるものの良い面を生かして、最善を尽くすことが大切なのだと思います。