(4月3日の作業を遅れてアップしています)
荒起こしは、稲刈りの後、稲株や稲わらなどを土に埋め込み、分解を早める作業です。
参考サイト)「荒起こしの方法」播州農機
1回目の荒起こしは去年の9月、稲刈り後すぐに実施して、
今、こうなっています。
一面、小さな白い花の花畑。
タネツケバナという草です。
種を蒔いたわけではなく、いろんな作業の兼ね合いで茂ってしまった、ちょっと楽しい風景です。
種ができると、さやがはじけてあたり一面に種を飛ばし、どんどん増えていきます。
花言葉が面白い(→Wikipedia)
彼の名誉のためにもう一つ。
漢字で書くと種漬け花。名前の由来は田植えに関係しており、種籾を水につける作業をする頃に咲く花なのでそう呼ばれているそうです。(出典:まとめ)
ちょうど明日から種籾を水に漬けますので、まさに、という感じです。
せっかくだから種ができるまで待ってあげたいところですが、あと1ヶ月もは待てないので耕します。
この荒起こしは、田んぼに水を入れる前の最後の幸運作業。
ここ3年、かまぼこ状に盛り上げています。
これに、どれだけ意味があるのかというと、
1)水を入れたらすぐに全体にいきわたる。
2)土の高いところ(→田植え後に水深が浅いために雑草が生えやすい場所)や低いところ(田植えしたら稲が水没しそうな場所)が判別でき、土移動などの対策がしやすい。
3)どこを代かきしたかが分かる。
4)この時期、畑の作業でかまぼこ型に畝を作っているので、刃の組み換え作業をせずに済む。
で、こんなことを地域の農家の方に話したら「素人さんだな」という感じに笑われました。
要するに作業を楽にしているだけで、本質的な(科学的な)意味はほとんどない。
山盛りにしているので深く見えますが、耕運深は約10cmと標準的。
まあ、作業が楽で害がないならいいので、来年も周りの方から笑われながらやるかも。