そろそろ水につけていた種もみを陽に当てて温度を上げて芽を出す「催芽」の時期になっています。
が、曇りがちで気温が上がってこないので、先にできる準備を。
↓苗箱へ土入れ
使っているのはJAブランドの土です。
米作りの中で、ここだけは化学肥料が含まれています。
種から苗を育てるとき、土の中の養分量を適量にするのが、けっこう難しいんです。
多すぎると発芽しないし、少ないと種の養分が切れたら成長ストップ。
自分が使っているから言い訳でいうのではないですが、
私は化学肥料を「悪」とは思わないのです。
植物が欲しがっている栄養素を適時に適量、あげることができます。
そのことが大事。
一方、「有機」と名の付く資材の場合、様々な廃棄物が「有機資源のリサイクル」の名のもとに、政治的に組み込まれているのをしばしば見聞きします。
どちらかというと、化学肥料の方が清浄といえなくもない。
どんなものでもどんなことでも、善悪で判断することはしない、悪(と自分が考えていること)に意識の焦点を当てないず良いところを見ることで、自分の目の前に広がっている世界をいい方向に形作っていけるのではないでしょうか。
化学肥料も有機肥料も、植物の生育や土壌環境にとって悪いかどうかは、使う人の動機・意識、使い方次第。
作物がすくすく育ち、その作物を食した人の健康に寄与し、施肥された土壌の生物も豊かになる無理のない有機的な農業をしていきたいと思っています。