田植えまでに2回行う代かきの1回目。
水を吸って柔らかくなった土を細かく砕いて、田植えに適したねっとりした田んぼの土の状態にします。
↓代かきを2回行うことで雑草を防止する効果が。
二回代かき(にかいしろかき)
出典)ルーラル電子図書館
田んぼの雑草発生を減らすための代かきの仕方。
ポイントは、1回目の代かき(荒代かき)後、水を張ったまま10日以上おくこと。水温を上げて雑草をできるだけ発芽させる。出てきた草を2回目の代かき(植え代かき)で浮かせる、もしくは練り込む。
この2回目のときに、多めの水で代をかくと、雑草が浮くと同時に土の粒子も浮く。重たい粒子や未発芽の雑草のタネがまず沈み、あとから細かい土の粒子が沈むので、表面にはトロトロ層が物理的にできてフタをしたような状態になる。直後に田植えすれば、しばらくは雑草が生えてこないので、その間にイネを大きくすることができる。除草剤を使わないイネつくりの基本技術。
↓代かき前
翌日、鏡のような水面に。
トラクターは本当によく考えられた機械で、すごく助かります。