畝の間の草が伸びてきました。
草を適切に取っておかないと、これから伸びていくサツマイモの葉が埋もれてしまいます。
初めての試みですが、管理機での除草をしました。
あっという間に30mの除草完了。
言うのも何ですが、「これが農業のやり方だよなぁ」と思いました。
農作業としては普通に行われる管理機での除草。
しかし私にとって除草作業とは、畑にしゃがみ込んで、伸びた草をひたすらノコガマで刈ること。
だから10m刈るのも大仕事。
野菜を雑草や虫と共生させるという「自然農」を長い間してきたためか、野菜が雑草に負けそうになったら草を刈って助ける、という除草の感覚が染みついています。
一方、農業の世界には、
「上農は草を見ずして草を取り、
中農は草を見て草を取り、
下農は草を見ても草を取らず」
という格言があるそうです。
私の方法は、まさに「草を見ても草を取らない=下農」。
実際、農業生産の観点では、すごく労力の掛かる自然農スタイルの草取りはとてつもなく非効率。
生えてしまった草を刈るよりも、草の種が萌芽するかしないかのうちに、土の表面を軽く耕して、草が生えないようにしたほうがトータルで除草作業が楽らしい。
参考)「草を見ずして草を取る」
今年は水田の草取りで苦労したこともあり、これから草との関わり方が変わってくるような気がします。
PS)これまで管理機での除草をしなかったのは、メインの畑では畝の間が常時湿っていて管理機が使えなかったから。
サツマイモを植えている今年から借りた畑は、畝間が雨の後でも直ぐ乾くぐらい水はけが良いので、管理機での除草ができました。畑の条件によって、採用可能な作業方法が変わってくるのです。