【農業日記】トマトの摘葉


ハウスの中ではトマトがぐんぐん成長してきています。

↓甘いミニトマト「ミニ・レッドチェリー」
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

葉の色、花の付き方も良く、順調です。

一方、いろいろな料理に使えるミニトマト「ボルゲーゼ」の方は、茎葉の生育がとても旺盛。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 

トマトの栽培についての記事を見ると「栄養成長(茎や葉の成長)が盛ん過ぎると、生殖成長(花や実の成長)が悪くなる」とあり、実際に、

↓栄養成長過剰の症状「花がまばら」「花の先に葉が発生」しています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

↓本当はこうなって欲しい。
ボルゲーゼ

栄養成長を抑制する方法を調べたら「肥料をやらない」と書いてあるのですが、既に土に含まれている養分で育てているので、肥料分を引くわけにはいきません。

対策としては「水分を制限する」「脇芽を伸ばす」などがあるようで、考えた結果、栄養を作る葉の面積を減らして成長を抑制する「摘葉(てきよう)」をすることにしました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

もったいない気もしますが、やってみると、葉がもさもさ繁っているより風通しや内側への陽当たりがよく、健全な感じがします。これでしばらく状態を見てみます。

しかし、同じ畑の栄養状態でも、栽培する品種によってずいぶん成長が違うものです。

今日は強い雨が降ったりやんだりの天気。
雨の合間をねらって収穫が終わったキャベツの畝の後片付けも。

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今年の春作キャベツ、よく育ってくれました。

収量としては、いろんな虫に食べられて、良品が半分くらい。
生育初期ではアブラムシ、後半では土の中にいた太いイモ虫みたいのとか、土の中から羽化してきたコガネムシみたいのからばりばり食べられました。

防虫ネットでは防げないこれらの虫たちと、どう付き合っていこうかと・・・・。