5月1日、ズッキーニを定植するに当たり、畝上を落ち葉堆肥で覆い、雑草抑制のマルチングをしました。
その時に「こうなったらいいな」と思うことがあり、今の状態を落ち葉をはぐって見てみました。
ズッキーニの細かい根が、落ち葉の直下、土の表面に伸びています。
山に入って道路や土面を覆っている落ち葉を取り除くと、同じように、樹木の細かい根がびっしりと張っていることがあります。
落ち葉の腐熟した養分を求めて伸びてきているのだと思いますが、このように、地面上に堆積した落ち葉や生物の遺骸を、水分や酸素が十分にある土の表面で微生物が分解して、そこに植物が根を伸ばしてきて、成長していくのが自然の姿だと思います。
落ち葉堆肥でのマルチングはその姿を模していて、それで野菜が生長してくれたら、まさに「自然農園」らしい栽培方法です。
(落ち葉を農園内で自給できたらもっといい)
雑草も生やす草生栽培では草の生え方がすごいのでビニールマルチを完全に使わないのは難しいですが、落ち葉堆肥や草堆肥を使ったマルチングは、いろいろな作業が重労働でも、総合的に見て気持ちが軽い(廃棄物がない、実施を続けて行けば行くほど土壌が豊かになっていく)いい方法だと思います。
で、今日は、落花生の定植もしました。
↓草マルチで
落花生は花が咲くと、そこから子房柄(しぼうへい)という鋭い根のようなものが出来て、地面に突き刺さり、そこに実がなります。
出典)日本ピーナッツ協会
沢山ある子房柄を切らないように雑草を取るのは大変です。
草マルチ栽培で、うまく除草なしの栽培が出来ればなと思います。