待ちに待った(苗の立場から言うと待たされた)田植え。
↓このようにばらつきが出来てしまいました。
原因はいくつか考えられますが、来年の栽培に生かしたいと思います。
実は、根の育ち方を見ると、右側の小さな苗の方が良いのです。
↓右側の丈の低い苗の根。根がびっしりと絡み合ってマット状になったルートマットが出来ています。
↓左側の地上部はよく育った苗の根。ルートマットが十分出来ず、土がボロボロと崩れてきます。
農家の方々は、毎年の育苗作業をさらっとこなして見事な苗を育てていらっしゃいますが、様々な条件が巧みに整う作業体系を身につけているのだと思います。
こちらは見ることやること殆どが初めて。
やってみないと分からない、やっているうちにいつか分かる、稲作2年生です。
以下、田植えの様子です。
1)まず、田植機を田んぼ内に移動。
3)苗を田植機にセットして、田植えスタート
しまった。今年は畔の電気線を田んぼギリギリに設置したので、田植機を端に寄せられない。
マーカー(黄色い出っ張った部分)がはみ出しているのを考えていなかった。
電柵を設置し直す時間は無いので端2列ほどの田植えは諦める。
(←マーカー固定具に引っかければよかったのだと今気づく)
根張りの不十分な苗には、水をかけるとバラバラになるので水をやれない。
カラカラに乾いているので一刻も早く植えてやる。
いろいろ失敗があって、予定よりかなり長く、4時間ほどかかって田植え終了。
4)水を少し深く張って完了です。
田んぼについていろいろ教えていただいているS 翁から「水は浅めに張るように」とアドバイスをいただき、土が隠れるギリギリの深さにしました。
それでも丈の低い苗は水没しています。去年も同じような感じでしたが、稲の生命力は強くて、最終的には大きく繁りましたので心配はしていません。
有機農業では一般に、田植え後は水を深く張って雑草の発芽を抑制するのですが、私の場合、苗の丈が低いので、それができません。
有機農業の苗は、大きく育った成苗や中苗を使うので出来る初期深水。
田植え3日後に行う予定だった機械除草も、苗の活着を十分待つ必要がありそうです。