一昨日、ハウス内の整地を終えたので、今日は朝8時からトマトの支柱を設置。
トマトは2畝定植しますが、向かって右側の支柱はトマトの筋に合わせて1列、左側はトマトの株を挟むように2列の支柱を立てて、違った仕立て方をすることにしました。(文字にしにくい・・・)
朝からずっと(休憩を挟みながら)作業を続けて夕方6時。外ではザアザアと雨が降る中、定植が終わりました。
今日ハウスに定植したトマトは3品種。
イタリアトマトの「ボルゲーゼ(小玉)」「レッドチェリー(甘いミニトマト)」と東欧のエアルーム品種「ミニトマト(イエロー)」。
3品種とも去年栽培したものの自家採種。
去年に続けて連作です。
一般に「ナス科の野菜は連作したらだめ」とよく言われます。
一方、自然栽培系の方々は「連作すると土がその作物に合った土に育つ。そして自家採種することにより耐病性の形質が育つので連作できる」と主張されています。
私は単純に「自然の植物は自分周りに落とした種が芽生えて存続しているのだし、連作できないこと自体が不思議」と思っています。
実際、北海道の農業試験場で「連作で一旦収量が落ちても、連作を続けていくと収量が回復していく」というデータが出ています。
ナス科のバレイショ(ジャガイモ)が、次第に収量が落ちて6年目に70%で底を打ち、12年目には100%に回復しています。
一方、菜豆(インゲン)は回復することなく、激しく連作を嫌うようです。
連作障害の原因は、その作物を害する土壌中の病原菌等が連作によって増殖していくからなので、逆に連作を更に続けることでその病原菌を減らす拮抗生の菌類などが増えて来てバランスがとれるようになるそうです。
(連作でその作物に必要な栄養素が足りなくなるという説もありますが、それは大きな理由ではなく、前記のが連作障害の原因というのが現在の定説。)
農業経営的に、過渡的にでも収量が落ちるのは避けたいので、その意味で連作不可ということなのだと思います。
家庭菜園の本や農業の専門書に書かれていることでも、まったく違った事実があるのが栽培の現場。
土地も気候も栽培作物も、栽培に対する動機も違うのだから、自分で体験(+勉強)するに限ります。