水稲栽培で大量に出る籾殻は、破棄処理されたり畜産の敷料(牛の寝床に敷くものの)として引き取って貰ったりするのが普通で、そのまま水田に戻されることはあまりありません。その理由は↓
悪夢というのは言い過ぎかと思いますが・・・。やはり農業を営む上で難しいものなのでしょう。
しかし折角の有機物資源なので、有効活用できないかということで、時々バイトに行っている地域農業法人で、1月に発酵促進資材を使った籾殻堆肥作りのテストが行われました。
堆肥化された籾殻は既に窒素を与えて発酵済みなので土壌から窒素を奪うことはなく、長期に少しずつ肥料分を供給する土壌改良材として田んぼに安心して入れることが出来ます。
ユニティ自然農園でも、持ち込まず持ち出さずの永続的な稲作の可能性を探っているので、冬のうちに籾殻堆肥を作ることにしました。
仕込んだのは1月11日。
籾殻(軽トラ1杯)
米ぬか(農業法人で分けて頂いたもの)
シャベルで混和
水(約300リットル)
よく混ぜて
ブルーシートで保湿
この後、発酵熱が出て60℃くらいまで温度が上がりました。
もっと米ぬかを沢山入れると発酵温度ももっと上がり堆肥化もより進むようですが、持ち出し量相当量の米ぬかを使いました。
数週間で堆肥が完成です。
出来上がった籾殻堆肥は水田に撒いて、タイミングを見て鋤き込む予定です。
↓2週間後の様子(1月27日)