今日、直売所しゃくなげ館ではエゴマ祭りというイベントがあって、雨の中たくさんのお客さんが来られました。
野菜のぽっきり市というのもあり、100円、200円、300円と切りの良い値付けでお得な野菜が並びました。
お祭りだから、私もニンジンを普段より安く100円で出して、よく売れました。
さて、お客さんは沢山ある野菜から、気に入った物を買っていかれます。選ぶ基準は
・綺麗なこと
・価格
・安心感
・珍しいもの・旬の走りのもの
などでしょうか。
ユニティ自然農園の野菜は無農薬栽培で「安心」が最大の特徴です。
かなり労力がかかるし、秀品が少なくなるので、経営的に慣行栽培より数割高い値付けが必要になります。
必要なのだから自信を持って適切な価格を付けていいのですが、なぜかネガティブな思いが湧いてくるときがあります。
それは、お客さんから「値踏み」をされているのを想像したときです。
小さい、形が悪い、虫喰いがある、きれいじゃない。なのにこの値段。→買わない。
暑い中寒い中、雨の日も、手をかけて育ててきた野菜への思いが一蹴されてしまう「値踏み」。
見た目や味で評価され価値を計られる、その何とも言えない心地悪さ。
これくらいにしたいと付けた値段では、売れ残ってしまうこともあります。
でも、自分も同じ事をしているんですね。
パンやケーキ、果物を買うのでも、どれが美味しいだろう?、値段と質のバランスは?、と一生懸命探します。
電気製品ならどこでも同じとインターネットで安いお店を探します。
しっかり値踏みしています。
私たちは、おかしな価値観に染まっているたのではないでしょうか。
自分のが高く売れたら嬉しく、他人のは安く買えたら嬉しい。
矛盾しているこの意識は、自然な循環を妨げて、私たち自身が創っている宇宙をお金に支配された従来の枠の中にとどめます。
どうしたら自分のお金を節約できるか、沢山稼げるかと考えているなら、利息や為替レート、税金や補助金、値引きセールなどによって、お金を自由に刷れる人たちに簡単に行動をコントロールされてしまうでしょう。
鳥かごの扉は開いているのだから、
こういった価値や価格で評価することなく、
ありのままを見て感じて、その出会いを大切にして選んでいきたいです。います。
自分のタイムラインは既にお金の要らない宇宙にあるのだから。
↓旅先で気に入って買ってしまった小物入れ。実用性は???ですがなんとも可愛い。