農園は今、夏野菜が終盤を迎え、秋冬野菜の成長期に入っています。
『西ブロック』南側から順番に
1)ニンジン
8月初め〜中旬にかけて種を蒔きました。収穫は11月頃からの予定です。
昨年研修中に試した品種「夏あかね」がとても甘くて美味しかったので、今年も栽培しています。
品種:新黒田五寸(固定種)、夏あかね(交配種)、金時(固定種)
第1畝に8月3日に蒔いた種が、毎日水やりすれど猛暑で発芽が揃わず。8月13日にまき直して発芽だいたい揃う。
第2畝に8月9日播種。その日の夕方に雨が降り、土がたっぷり水を含んだ結果、発芽良好。
間引きしたニンジンはニンジン葉として出荷。
栄養があって、味も好きな方は好きな「ニンジン葉」。
「葉」を目的に水耕栽培している方もいるそうです。
2)小カブ、小松菜、ダイコン
第3畝で順調に育っています。カブは実も葉っぱも美味しいので楽しみです。
(でもこの葉っぱ、小さな虫に沢山の穴を開けられ、しかも収穫後は萎れ易いので、直売所では売りにくいのが悩み。)
カブやダイコンは、東広島周辺ではお盆が過ぎてから蒔くのが標準ですが、家庭菜園の経験ではこぼれ種が8月中旬には大きく育っているので、8月に入ったら早めに蒔くのが私流。猛暑続きで蒔くタイミングを量っていましたが、8月9日に予想外の雨が降ったので翌日10日に蒔きました。温かすぎのために成長が早すぎるのが難点かも。
品種:小カブ(早生今市、みやま早生)、小松菜、源助ダイコン
3)ホウレンソウ
冬の代表的葉物のホウレンソウ。
8月14日に種蒔きスタート。収穫期間を長くするために9月末までずらしまきしていきます。
4)春菊、ビート(砂糖大根)、リーフレタス
大きくなるのが待ち遠しい。
ビートはロシアの煮込み料理「ボルシチ」に使う野菜です。ボルシチに限らず、煮込み料理やサラダに使っても美味しいです。
詳しくはこちらも→旬の野菜百科「ビート」
5)ハクサイ、その他
ハクサイ、タアサイ、パクチョイ、水菜。
8月中旬にセルトレイに種蒔きして、寒冷紗をかけた涼しい環境で育苗した苗を9月4日に定植しました(育苗期間約3週間)。
育苗については、
・8月9日に蒔いた種は暑すぎて発芽せず。
・13日と21日に蒔き時期をずらしましたが、あまり生育に差が無い。
多分セルトレイが小さくて土の養分を使い切った模様。液肥などで追肥しないといけないのでしょう。
上手に生育状態をずらしていく技術が野菜セットの宅配をするためには必須で、涼しい環境の育苗施設をいかに作るかが課題です。
6)豆類
その隣の隣は既に終わったキュウリのアーチ。同じネットに巻き付いている豆類が頑張っていますので残しています。
品種:モロッコインゲン、シカクマメ、ささげ
シカクマメは比較的めずらしいので、POP広告をつけて直売所に出しました。
癖が無く天ぷらをはじめ、炒め物、煮物、などいろいろ使える便利な豆で、サヤ全体を食べます。
今期、作付けが少なかったので、来年はもっとたくさん作りたいと思います。
7)サトイモ
霜が降りる前に収穫予定。11月初めくらいでしょうか。
『東ブロック』
東ブロックでは、宅配のお客様にいろいろな野菜を届けるため、とにかくいろんな種類の野菜を育てています。
ナス
ニンニクや玉ネギを植える予定の畝
秋冬野菜は、日に日に涼しくなっていく気候を読み、早すぎず遅すぎないように作付けしていかねばなりません。
猛暑から一転涼しくなり、また雨が続いたかと思えば晴が続いたりと、悩ましい天気が続く今年の秋です。