稲刈りについて、周囲の実りの良いところだけを手刈りして、あとは収穫せずにトラクターですき込んで来年の肥料にしようかと考えていました。
でも、それが最良の判断かどうか、経験のない自分だけでは判断できません。
それでお米の栽培について日頃からアドバイスをいただいているSさんに相談したところ「なにごとも経験。せっかく実ったのだからもったいない。Fさんにやってもらったらどうか」とのこと。
9月14日 、稲刈りと籾の乾燥・調整を請け負って頂ける農家Fさんに依頼して、稲刈りをしていただきました。
↓朝のうちに、四隅の刈りにくいところを手刈りしておきました。
(四隅はコンバインを何度も前後に往復させて刈るので、田面がぬかるんでいると、はまって動けなくなることがしばしばあります。あらかじめ刈っておけば往復動作をせずに済むと考えたわけです。)
(でも、刈った面積に対してコンバインが遙かに大きく、余り意味が無いようでした。四隅の土が高くなって土が刃に当たるところだけ刈ればいいことが分かりました)
↓倒れていないところは、スピードを上げてサクサクと。
14時半から16時半ごろまで2時間ほどで、倒伏した稲もすべて刈り取り完了。
すごいプロの技でした。
↓四隅の手刈りは、コンバインを使って脱穀。稲わらは畑のマルチなどに使いたいので、粉砕せずに長いまま排出して頂きました。
今回使った乾燥機は24石(150kg/石×24石=3600kg)の処理能力のある機械です。
収穫できた籾、目盛で0.5は6石(=900kg)。
これが全部良い籾だったら収穫は900kg(玄米にするともっと少ないですが)。
有機栽培としては十分豊作のはずでした。
「稲はよう育っとったのに残念だったね」と言われました。
↓良質米(左)と今年のお米(右)
↓良質米
↓今年採れた籾
(モミガラが残っていますが、何回か調整機を通すので綺麗になる予定です)
今年の米は等級でいくとかなり下になるのは否めません。でも収量は稲自体の生育が良かったのでそれなりにありました。
9月15日の午後、乾燥が終わり30kgの袋へ玄米を袋詰めします。
自分で食べてみて、販売するかどうか、販売するなら価格をいくらにするかを決めて、お客様にお知らせしたいと思います。
無事稲刈りが終わり、本当にほっとしました。
地域の皆様、たくさんのお心遣いをいただきありがとうございました。
作業を手伝って頂いたIさん、ありがとうございました。