ナスの収穫が始まりました。
これまで家庭菜園ではほんの少ししか実らなかったナス。
農園の地力があるのと、昨年まいた緑肥の効果もあってか、順調に生育してきています。
苗を定植した5月から10月ぐらいまでと、栽培期間の長いナスでは、普通は雑草対策としてビニールマルチを使います。
でも今期、雑草防除のためのビニールマルチは使いませんでした。
土に「どうしたら土が豊かになるか教えておくれ」と聞いたら、「太陽が欲しい」と、思わぬ答えが返ってきたからです。
それで雑草に「ここはナスの場所だから生えないでおくれ」と頼んで、マルチ無しでナスの苗を定植しました。
どうなるかと思って経過を見ていると、雑草は普通に生えて、苗を覆っていきました。
↓結局、株の周りをノコ鎌で除草。けっこう気を使うので1畝25mが2時間掛かりました。
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「土が肥えている」とは、土壌中の微生物の種類や数が多いことです。
彼らが生きて成長するために必要なエネルギーや身体の構成物質は、根からの分泌物だったり枯れた植物の身体だったり、要するに「そこに生えている植物」から供給されます。だから、雑草でも野菜でも、とにかくたくさんの植物が生えていること、そしてそれが土に帰ることによって、土が肥えてくるのです。
たぶん彼らが「太陽が欲しい」と言っているのは「太陽のエネルギーを変換して微生物に与えてくれる植物をたくさん生やして欲しい」ということなのでしょう。
だから、雑草でも緑肥でも、できるだけたくさんの植物が生えるようにして、それを畑の土に供給して、微生物たちが増えるような栽培をしたいと思います。
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さて、その後も今日まで2度、鎌での草取りをしています。
農場全体の1年の作業量から計算すると「ナス1畝にかけられる栽培作業時間は5時間」。既に草取りだけでオーバー。
除草の適期を逃したということもありますが、自分の栽培能力を考えて、来年からビニールマルチを使うことにします。
ただし微生物たちの願いがあるので、
1)できるだけ草マルチにする、
2)ビニールマルチの面積を出来るだけ小さくする
3)適当なタイミングでマルチを剥がす
などの工夫をしようと思います。
そして現在のナスの状況は、こんなふうです。
通路の草を刈ってマルチにしながら育ててきました。
畑に入れたのはカルシウム供給のための卵殻だけ。
身体を太らせる窒素分は、緑肥と元々の地力だけなので、ジワジワと成長しています。
台風の風にも負けずに育ってくれているので、これからの収穫が楽しみです。
以下、栽培している品種の紹介です。
筑陽(中長ナス、交配種)直売所やスーパーにでている定番品種。
千両2号(長ナス、交配種)(←写真を撮り忘れました。普通の長ナスです)
くろわし(米ナス、交配種):形が美しく、味もしっかり。肉質は硬くしまっており、煮てもきれいな形が残ります。
(米ナスと丸ナスの見分け方は、ヘタが緑色なのが米ナス)
しらかわ(白ナス、交配種):白いのでナスの紫色が出ない方がいい料理に。
ローザビアンカ(イタリアの固定種):ソテーにすると美味しいらしい。
筑陽と千両2号は、各5株を福富の農家さんから購入しました。
化学肥料を使ってありますが、苗の初期防除(アブラムシ)はしないように依頼して受け取った苗です。
ナスは極寒の2月から育苗が始まりますが、農園の育苗ハウスが未完成だったため、初夏の出荷に間に合うように、今期は購入することにしました
(購入先は、新規就農の人たちにとても丁寧なアドバイスをしてくれる、いい野菜を育てるので有名な篤農家の方です。)
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私は、化学肥料や農薬を使っているかどうかという物質面よりも、心/意識の方がより大切だと考えています。
(もちろん自分では化学農薬は絶対に使いませんが)
野菜やお米の成長に関わる人や生き物、物質の心/意識が軽やかで楽しいこと、その波動がお米や野菜となって、それらを食べる私たちの身体/心と同化すると思うからです。
ちょっと食べたぐらいではどうということはないでしょうが、毎日のことだからどんなものを食べるかは大切なことです。
農薬という生き物を傷つける薬を使って育った野菜は、やはり悲しみとか重い波動を帯びるだろうと思います。
また、国策で決められるあまりにも安い米価でしか買い取ってもらえないお米は、「つらい」とか「やっとられん」という作った方の重い波動になるだろうと思います。
これまでの日本では、農家は本当に辛い立場に置かれてきました。なにか意図的に、食べ物の波動が重くされ、そんな食べ物を国民が食べるように誘導されてきたように思います。
でも時代が変わり。すべてが繋がっている潜在的な意識の世界で、だれもが気づいてきています。
自作自演はバレバレ。
従来の枠組みはもう崩れている。
鳥かごの扉は開いている。
私たちは誰もが自由に自分の世界を作っていける。
新規就農希望の若者も増えてきています。
お米や野菜の栽培が楽しく、
それらをいろいろ工夫して販売するのが楽しく、
それを買って食べて頂く方との繋がりが楽しく、
すべての波動が軽くなるような農業経営をしていきたいと思います。