【農業日記】水稲の育苗(5月2日〜5月22日)


播種から4日後の5月2日、ほぼ芽が出そろいました。

【写真】苗の発芽

【写真】苗の発芽

保湿のためにベタがけしていたシートを、トンネルに変更します。

【写真】育苗をトンネルに変更

【写真】育苗をトンネルに変更

強い太陽の光から幼い苗を守るために、1週間ほどトンネルの状態で育苗を続けます。
(いきなり苗を強い光に当てると、葉緑素が形成されず、白い苗になって成長しないのだそうです)

毎日水やりをして1週間目から、日中はシートをはがして太陽の光に当てるようにしました。
夜は、まだ気温が低いのと、小動物から苗を守るためにシートを掛けるようにします。

【写真】苗を湯光に当てはじめる

【写真】苗に陽光を当て始める

【写真】苗に陽光を当て始める

そして5月9日(播種後11日)
【写真】水稲苗(播種後11日目)

本葉が2枚出そろうまで、驚くほど順調に成長しました。
嬉しくて仕方がありません。
苗に「育ってくれて嬉しいよ。ありがとう」と声を掛けながら毎日水やりをしていました。
本葉3枚半(4枚目が半分ほど)で丈が12cmぐらいの稚苗(ちびょう)に育ったら田植えです。

しかし2週間目ぐらいから異変が。

【写真】成長が止まった苗

成長がぴたっと止まってしまいました。
(頂いた土が数年前から納屋の軒下に保管してあったものなので、肥料分が飛んでいたのかもしれません。)
葉が薄い黄緑色になり草丈8cmほど。
田植えするにはギリギリの丈で、田圃に水を張ると高低差のためにどこかが水没してしまいます。

借りている水田を以前耕作していた農家の方に相談すると、
「少し丈が低いが大丈夫。もう少しまちなされ」

最終的に田植えの5月22日、このくらいの苗まで成長しました。

【写真】田植えの時の苗の状態

丈はそれほど伸びませんでしたが、徒長していない健康な苗たちです。

苗の成長を待つ間、苗を水没させないために、田圃の高低差を減らす対策に取り組みました。