思わぬ展開で、来年2015年、水稲栽培をすることになりました。
9月に知人から耕作していない田圃2反を借りて、そこを畑として使う計画を立てていました。
(下写真がその田圃。生えていた雑草を刈り払った後)
それが、100mほど離れたところに畑として使うのに条件のよい農地を借りることが出来たので「この田圃2反をどうしようか」と考えていたところ、ある方から「お米作ったらいいんじゃない」という、非常にシンプルなアドバイスをいただきました。
米作りには、トラクター、田植機、コンバイン、乾燥・貯蔵の仕組みなど、高額なインフラが必用となります。
自給用に少しの面積を手植えして手刈りして自然乾燥というのは可能ですが、2反(600坪)は大変すぎます。
それでも、レンゲを栽培してその肥料分で稲を育て、雑草は研修先の農家がされている特殊な栽培方法で対策すれば、機械は全部借りて無農薬栽培ができるかもと、とにかく休耕田を復活させる作業に着手しました。
まず、刈り払い機で刈り倒した草を、トラクターで土に鋤き込めるように、刈り払い機で更に細かく切断することから始めました。(9月10日)
(草が長いままだと、トラクターのロータリー(土を耕すために回転する刃)に絡みついて壊してしまうためです。)
実は、初めから刈り払い機
(https://joyfulhonda.jp/item/53827?gclid=CNzk5behrMECFVgjvQodZIMAkw)
(http://www.agriz.net/fs/nouki/010302002003)
または
フレールモア
(http://www.sasaki-corp.co.jp/topix/flail_mower122-142-162.html)
という生えたままで草を細かく切り刻む機械を使えば良かったものを、刈り払ってしまったため、機械が使えない状態にしてしまったのです。”休耕地を再生するスタートはフレールモア!”ということを学びました。
数日かけて田圃の1/3ほどまで頑張りましたが、あまりに非効率なので諦め、セイタカアワダチソウやエノコログサといった粉砕しにくい草を集めて2週間ほど乾かし、粉砕できる状態になったとことで先輩農家の方にお願いしてフレールモアをかけていただきました。(9月28日)
ここまでくれば草をトラクターですき込んで次のステップに行くことができます。。
まだトラクターも、ミニ耕耘機も、何も持っていないところからのスタートです。
周りの方々に手伝っていただきながら、仕事を進めています。
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追記)簡易土壌診断結果
田圃の土を採って、公的機関に簡易土壌診断をしていただいたとこころ、
肥料分はほぼゼロ(EC:0.05)でやや酸性(PH5.3)ということが分かりました。
シャベルで深く掘って断面を見たところ、耕土が深く石も入っていない、排水性の良い理想的な状態の田圃だと思いました。
あとで地元の超ベテラン農家の方から、「昔からこの田圃は水はけ水持ちのいい、とてもいい田圃だ」と聞きました。