なりわいとしての農業は、小さな規模でも「一国一城の主」。
だから経営を考えます。
画像の出典)知的資産経営へのとりくみ
さて、経営って何?という質問の答えは、
1)「戦略・マーケティング」→お客様から見て価値ある特徴を作ること
2)「人事・組織」→従業員の能力とやる気を高めること
3)「会計・財務」→事業を数字で管理し利益を上げること
この3つの分野に取り組むことになります。
たくさん学ぶことがあって、面白い。
転載元)三菱住友銀行グループ「解決情報:人材育成・労務・総務」
http://www.smbc-consulting.co.jp/company/solution/training/training_960.html【Q】経営とは何をすることですか?
経営陣に加わらないかと打診されています。部門長としての仕事と経営者の仕事では、何が違うのでしょうか?経営者として、どのような知識や能力を身につけておけばいいのかも、合わせて教えてください。
【A】経営には大きく分けて三つの分野がある
部門長と経営者では視点が全く異なる
部門長の仕事は、会社が定めた方針に従い、部下をマネジメントし、部門の目標を達成することです。営業部門であれば売上高や利益を、製造部門であれば高い品質の製品を計画通りに生産するのが主な仕事です。
一方、経営者は会社の方向性を定め、従業員がイキイキと働けるような仕組みを作り、売上高と利益だけでなく、資金調達や設備投資計画など、会社をどんな姿にしていくかを考えることが主な仕事になります。
部門長は目標を達成することが大きな仕事ですが、経営陣の一員となれば、自社の事業は時代の流れに乗っているか、人の能力を引き出しやる気を高 めるにはどうすればよいかなど、より高い視点が必要になります。高い視点で考えられるようになるためには、コーポレートガバナンスなどの知識が不可欠です。
経営における三つの分野とは
経営には大きく三つの分野があります。
・「戦略・マーケティング」→お客様から見 て価値ある特徴を作ること
・「人事・組織」→従業員の能力とやる気を高めること
・「会計・財務」→事業を数字で管理し利益を上げることの三つです。この三つをバラン スよく持つようにしてください。「戦略・マーケティング」だけが強く、「会計・財務」はまったくわからないということでは、優秀な経営者とは言えません。
「会計・財務」を見るためには、売上高と利益を管理する管理会計だけではなく、損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書など財務会計の知識も必要不可欠となります。
経営者として一番の悩みとなるのが「人事・組織」。従業員の能力とやる気を高めて、いかに組織としての力を出すかどうかが、経営のカギを握っています。リーダーに必要な資質である高い人間性、見解、倫理観を持つように切磋琢磨することが最も大切です。
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「解決情報」の内容につきましては、作成時点における事実や一般的な解釈を示したものである点をご了解の上、ご活用下さい。
経営コンサルタント 國貞克則(2006年6月更新)