シリア紛争の全面的軍事化
転載元から抜粋)Rockway Express 2012/12/4
シリアの紛争が継続し、しかも反政府勢力側に大量の武器が供給されているため、本格的な軍事衝突の様相が強まっているようだ。反政府勢力側に渡った武器の中には、高性能の対空ミサイルであるスティンガー・ミサイルも含まれる、とロシアの外務副大臣が指摘している。
シリアの反政府勢力側は、欧米諸国・湾岸アラブ諸国・トルコ・イスラエルの支援を受け、同じアラブ民族の国家であるシリアを攻撃している。それで勝利し、シリアを乗っ取ったとして、そのような政府にどれほどの正当性がある、というのだろうか?
また、そうして乗っ取ったとしても、所詮彼らは支援した欧米諸国の傀儡政権になるしか道はなく、それではアラブ人としての誇りを失わせることになり、欧米NATOの犬と呼ばれても仕方ない存在になるのである。
したがってロシアが主張するように、シリアのことはシリア人に任せるべきであり、今現在、シリアに流入している、アルカイダ系の「非シリア人」らは、この 紛争から手を引くべきであり、またシリア国民は自国の防衛のために最後までこれら外国人傭兵らと戦うであろうし、戦うべきなのだ。