2012/7/10 森ゆうこ議員 野田政権を追求 参議院予算委員会にて


村岡です。

持ち時間わずか6分(発言時間)を有効に使って、するどい突っ込みがなされた模様。

【2012/7/12追記】
「日々坦々」(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1582.html)に解説記事が掲載されています。どうぞご参照下さい。
>今日は、昨日行われた参院予算委で、新会派「国民の生活が第一」から記念すべき二番手、森ゆうこ議員が質疑をしたものを中心に取り上げてみたい。

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2012/7/10(火) 1/2 森ゆうこ 野田政権を追求 参議院予算委員会にて

《要点書き起こし》

政権交代の時、国民に約束した。国の仕組みを根本から変え、税金の無駄遣いをなくし、国民の生活が第一の政治を実現するのが約束だったはず。

【公約違反】
森 :野田総理が政権交代選挙の時にしたシロアリ退治の街頭演説を読み上げて下さい
野田:「しっかりとシロアリ退治をする」
森 :選挙によって、国民の代表として選ばれた、その根幹は守らないといけない。
野田:国民と約束したことは誠実に守ることが基本的に大切。任期中マニフェストで約束したことは全力で守る。これから行政改革をしっかりやっていきたい。
森 :代表選挙の時、消費税のことは言わなかった。「書いてあることは命がけで実行する。書いてないことはやらない、それがルールです。」と言った。なぜ代表選挙の時に言わなかったことをやろうとするのか。
野田:代表選の時は言わなかったが、その他の時に言っている。マニフェストに書いてないことでも、国民のためにやらなければならないことが出てくることもある。

【諸外国への資金提供】
森 :野田政権発足以来、諸外国に約束した資金提供の総額はいくらか
(中略)
野田:森議員の資料によると14兆3333億円。
森 :財務省はすぐにも財政破綻するかのように言うが、資金提供する力が日本にはある。この件については次の委員会で更に詰めていきたい。

【大飯原発再稼働】
森 :大飯原発でシビアアクシデントが発生した場合、現場での事故対応はどこで行うのか。
枝野:「緊急時指揮所」で行う。
森 :そこで本当に大丈夫か。
枝野:緊急時指揮所の周辺には、同じように換気空調機能を有し、免震構造の部屋がある。必要な人員がそこで対応できる。
森 :福島第一には免震重要棟があり、それがなければ事故の対応がほとんどできなかった、悲惨なことになっていた。大飯原発再稼働は再考すべき。
野田:大飯原発3、4号機については、安全性と必要性を総合判断して判断基準に照らして再稼働することになった。そのことについては立地自治体の理解も得ている。再考するつもりはない。
森 :福島の教訓、毎週繰り返すデモに全く耳を傾けていない。野田政権は国民の基本的人権を守ることに無頓着。

【検察審査会について】
稲田局長:検察審査会は起訴議決の時、あらかじめ検察官に、検察審議会に出席して意見をもつ機会を与えないといけない。
森 :事前説明がないと起訴議決は無効と言うことか?
稲田局長:当該条項に反することになるが、最終的に裁判所が判断すること。
森 :担当検察官が出席した記録がないとのことだったが、出張記録がある。なぜ嘘をつくのか。
稲田局長:東京地検に所属する職員が東京地裁内の審査会に徒歩で行く場合、出張にならない。
森 :出張記録の下の注意書きを読んで下さい。
稲田局長:「交通費のかからないものでも提出する」となっている
森 :情報開示請求したものがある。徒歩の出張記録があるではないか。なぜ隠すのか。全く理解できない。起訴議決の前に、担当検察官が説明しないといけない。起訴議決は無効であると申し上げ、この件に関する集中審議を委員長に求めて質問を終わります。
委員長:理事会で協議します。