1.お米のご注文
2.お米作り報告(令和6年度)
3.栽培方針について

1.お米のご注文

お待たせしました。
今年の新米「福富の夢」のご注文承ります。

価格は700円/kg(税別)です。

【写真】福富の夢
※袋やデザインは写真とは変わります。

【ユニティ自然農園農園主より】
広島県の中央にある当農園では、自給と販売用に、農薬や化学肥料を使わずに年間約40種類の野菜やお米を作っています。
自分自身が玄米食(酵素玄米)を20年以上続けており、とても体調が良いです(無駄な脂肪が取れて適正体重に)。以前は合鴨農法米を購入していましたが、2015年に就農してから自分で栽培するようになり現在に至ります。

1.1 ご予約・ご注文方法

下記内容を、メール、FAX、お電話等でお知らせ下さい。

ユニティ自然農園(村岡宏治)
電話:070-2626-0675
FAX:082-401-1050
unf1@unity-design.jp

◆お届け先

1)お名前:
2)郵便番号:〒
3)御住所:
4)お電話:
5)メールアドレス

◆数量
・福富の夢(玄米:  5 kg)3600円(税別)×   袋
・福富の夢(玄米:10kg)7000円(税別)×   袋

※白米をご希望の方へは、個別に精米してお送りします。
(米ぬか分の重さ約1割ほどが減量します。精米費200円(1袋当たり)を申し受けます。)

◆お届け日
9月15日以降、順次 発送致します。
特に日時ご希望の際はお知らせ下さい。

◆ご連絡事項
白米での納品をご希望など、お書き下さい。

1.2 送料
30kg以上お買い上げの方は、送料2500円でお届けします。

東北・北海道・沖縄は遠隔地料金となりますので、お問い合わせ下さい。

1.3 お支払い

送り状記載の「ゆうちょ銀行口座」へ
お届け後、2週間以内にお振り込み下さい。

【追記】ユニティ自然農園と初めてのお取引の方へ
大変恐縮ですが、取引初回の方はご入金確認後に商品の発送とさせていただきます。
振込先をご案内しますので、1週間以内にお振込み下さい。
お振込みのない場合は自動的にキャンセルとさせていただきます。

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ユニティ自然農園  村岡宏治
〒739−2303
広島県東広島市福富町久芳1535−21
電話:070-2626-0675
FAX:082-401-1050
unf1@unity-design.jp
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2.お米作り報告(令和6年度)

総括:
令和6年度は田植え時期および生育期間を通して適度の降水があり初期の雑草除草が大成功、水と日照という基本が順調だったので稲の生育も良好でした。稲刈りはこれからですが、面積当たりの収量は例年より数割増収となりそうです。
なお、昨年雑草ヒエが繁茂した1枚の水田は作付けせず雑草を減らす管理(繰り返し代かき)を行っており、実質的な田んぼの総面積は3/4となったのでトータルではやや減収の見込みです。

経過:

【4月。苗作りは大成功】

家の近くに水をためたプールを作り、そこで稲の苗を育てる「プール育苗」を行っています。
苗箱合計90枚を準備、すべての生育が良好で十分な箱数が確保できました。

【田植えは5月17日】

【6月。除草が大成功!】

今年は梅雨入り前も適度に雨が降り、除草機を田植え後7日おきに4回(1ヶ月間)完全にかけることができました。深水管理も継続できたため完全に雑草を抑制できました。

【6月・7月。記録的な遅さの梅雨入りも適度な降雨

今年の広島は梅雨入りが過去にない遅さ6月22日(平年は6月初め頃)、梅雨明けはほぼ例年通り。でも稲が必要とする水量は確保され、生育が順調。

【7月末。出穂】
出穂(稲の開花)は7月30日頃でした。
(コシヒカリの特性で気温が高いほど開花が早くなりますが、水稲栽培を始めた8年前と比較して1週間ほど早くなっています。明らかに猛暑の影響。)
稲は早朝にガクを開き、白い雄しべを見せて一斉に花を咲かせます。
天候に恵まれ、順調に登熟に向かっています。

雑草はまったく見えず完全に稲優位で成長しました。稲刈り頃には少しはヒエの穂がでるでしょうが、収量には影響はありません。

【9月7日。稲刈り予定】

9月に入ってしばらく晴れが続く予報。
いい状態で稲刈りができそうです。

3.栽培方針について
(無農薬・無化学肥料。自家採種たねもみ。機械を使った効率よい米づくり)

初心者から始めた米作りも8年目。
毎年の基本的な作業をこなしつつ、少しづつレベルアップに取り組んでいます。

▷無肥料栽培相当。
田んぼでの稲作は、水路から入ってくる水に含まれる栄養分があるため肥料を全く入れなくてもある程度の収穫を得ることが出来ます。肥料を入れると収量は増えますが、入れ過ぎると稲の病気の原因になったり食味が落ちたりします。
ユニティ自然農園では収量を増やす目的の肥料は入れず、収穫で田んぼから持ち出してしまう米ぬかやモミガラを還元しています。

 

令和6年度からレンゲを緑肥として栽培。空気中の窒素を肥料分として活用しています。

 

▷種もみは自家採種
秋の収穫の時に翌年の種もみを取り分けておきます。
(病気の発生など必要が生じた場合のみ育種農家の種もみに更新します。)

4月に入ったら水を含ませて保温、少し芽が出てから種まきします。

▷有機育苗土
令和6年度より無農薬農家で共同購入した有機培土を使用。

▷育苗はプールで
毎日井戸水が使える家屋の近くにプールを作り苗を育てています。
昔ながらの米作りでは水田の一部で苗を育てるのですが、私の地域は4月の育苗時期に水路に水を流さないため水田では育苗が出来ないためです。
家の近くなので細かい温度調整が出来るなど、目が行き届くメリットもあります。

▷水質に恵まれた水田。4枚で面積は5反
縁あって貸していただいた水田は、平地のような長方形ではないものの1枚当たり1.2~1.5反くらいの面積があり、場所が1ヵ所にまとまっているので機械が使いやすい。
水路の水はブナの原生林の中にあるため池から引かれており栄養豊富。お米の美味しさの理由はこれだと思います。

 

▷田植え機は地域共用
地域で共同購入した田植え機を使用。大型のため姿勢が安定し綺麗な田植えができて助かっています。苗を運ぶスライダーもついていて重い苗箱の積載作業も楽。

▷田植え機を改造した除草機を使用
除草剤は一切使っていません。以前は昔ながらの手押しの除草機「田車」を使っていました。しかし除草が必要な5~6月は夏野菜の作業と重なるため、効率良い除草方法を模索しました。古い田植え機を改造した針金で土を引っ掻いて雑草を浮かせる除草機を使用しています。

▷稲刈りはコンバイン。乾燥機で適切な水分量へ

稲刈りと乾燥は重労働です。昔のように大家族が総出の稲刈りはぜ干しが出来なくなった現在、稲作を支えているのは良く出来た機械。
適期の稲刈りと、電子制御で適切な水分量に乾燥したお米は、安定した美味しさを実現しています。
(大家さんが使わなくなった機械を有難く使わせていただいています。)

ブログ記事「農業日記>水稲」をご参照下さい。

東広島市福富町は広島県の中心に位置し、鷹巣山に源を発する沼田川の源流の町。
綺麗な環境を守り、全ての生き物と共生関係を築く「農」をめざしています。

周囲は慣行農法なので、私の田んぼは厳密な無農薬栽培というわけにはいきません。

けれども、農薬や化学肥料を使わずに野菜やお米を作りで生計が成り立つことを、周りが少しずつ変わっていって、無農薬は当たりまえ、初夏にはホタル、秋には赤とんぼが乱舞する豊かな農村になっていったらいいなと思っています。