村岡です。
「もうすぐ北風が強くなる」に掲載されたこの記事には、
1)尖閣諸島は、歴史的経緯から見ると中国の領土と考えるのが自然。
2)アメリカ軍産複合体は日中対立の火種を仕込んでいた。
3)2)が中国側からは丸見えなので、鄧小平は日中国交回復というタイミングの良い時期に「棚上げ」したのだろう。
のような内容が書いてあります。恐らくネットには反対の意見もあると思いますが、自分が無自覚に尖閣諸島は日本の領土(現在は法的にはそうなのかもしれませんが)と考えてしまっていて、これは要注意だと思いました。
————————————————————————-
閣(釣魚)は歴史的領土問題
転載元から抜粋)もうすぐ北風が強くなる 2010/10/18
尖閣(釣魚)の領土問題は40年近く前に問題化したのだが、当時は共産中国、蒋介石台湾、日本とアメリカ、を巻き込んだ沖縄返還に伴なう問題だった。
尖閣(釣魚)の領土問題は40年近く前に問題化したのだが、当時は共産中国、蒋介石台湾、日本とアメリカ、を巻き込んだ沖縄返還に伴なう問題だった。
尖閣(釣魚)の領有権は沖縄返還から日本が実効支配の形となったが、歴史の経緯はそう単純ではないため、日中国交回復の後で中国側鄧小平の提案で「棚上げ」となった。
つまり、領海外の海域は日中漁民が自由操業し、拿捕などのトラブルは作らないと言う慣例である。
「棚上げ」であって、解決では無いので、いつか時期の良い時に斬新的に話しましょう、と言うことである。
「あまりにひどい尖閣事件」
つまり、2010/9/6まで平和な慣例が、日中共に守られていたこと・
9/7逮捕により、日本側が一方的に慣例を破棄したこと。
元々が事実としても外交的にも、領土問題であること。
日本政府は「尖閣諸島は日本の固有の領土であり、そこに領土問題は存在しない」との発言を変えず、大手マスコミが一致して、日本政府の言い分しか報道しないので、国民的に大きな誤解が生じてしまっている。
平和な慣例が守られていれば、領土問題とは「感じなかった」だけであり、実は「領土問題」であったことが、日本側の事件行動で明らかになってしまったのである。
「仕組まれた尖閣か」
「尖閣諸島は日本の固有の領土であり、そこに領土問題は存在しない」などと、妄想のようなことをいくら言い張っても何の解決にもならない。彼らはマスコミを使って妄想国民を捏造したがっていると言うのが正直なところだ。
この領土問題について、今回事件のの国際的要因と歴史的経緯についても、読みやすくまとまっているので、影の闇氏から引用させていただきます。
読みやすくするために段落をつけましたが、文言はもちろんそのままです。
引用文の中で国内要因に触れていませんが、これはもっぱら、日本の政権交代による「学芸会内閣」。そしてこれを利用するアメリカと言う現状のことです。
沖縄返還に伴って、アメリカ軍産複合体は日中対立の火種を仕込んでいたと見れます。また、また、中国側からは丸見えなので、鄧小平は日中国交回復というタイミングの良い時期に「棚上げ」できたのでしょう。